ドクターマーチンに関する情報ばかりをお届けしているこのブログですが、今回はレザーソールのメンテナンスについてお話していきたいと思います。
私が大好きなブランド、ドクターマーチン。もちろん一番好きなブランドではありますが、それ以外の革靴ブランドも大好きです。 そして、どうしてもドクターマーチン以外のブランドを選ばざるを得ない理由の一つがレザーソールなんですよね。

ドクターマーチンにはレザーロールがないですから・・・

今回は私のG.H.BASSのメンテナンスをしながらレザーソールのメンテナンス方法について話しつつ、そのメリットやデメリットについても触れていきたいと思います。
- レザーソールのメンテナンスについて
- レザーソールの良いところと悪いところ
- レザーソールの革靴のおすすめ
レザーソールの革靴、履いてみない?


お前もレザーソールを履いてみないか?
という某人気漫画のようなコメントはさておき。 今回はレザーソールに関するお話です。 レザーソールの歴史は長く、革靴はそもそも全てレザーソールが使われていました。

最近ではラバーソールのような合成素材が主流になりつつありますが、それでもレザーソールが生き残っているのには様々な理由があります。 まずは、レザーソールのメリットやデメリットについて見ていきましょう。
レザーソールのメリットとデメリット

最近の革靴では多くのモデルでラバーソールが採用されています。
しかし、それはレザーソールの魅力が劣るからではありません。

レザーソールとラバーソールにはそれぞれメリットとデメリットがあるのです。
メリット:レザーソール特有の履き心地が楽しめる

まず、レザーソールのメリットとして、レザーソール特有の履き心地が挙げられます。
革靴というのは、履きジワが入り、あなたの足の大きさや歩き方に合わせて革靴自体が変化することでフィッティングが増し、歩き心地も向上していきます。レザーソールも同じく革素材ですから、経年変化が起こります。 レザーソール特有の柔らかな履き心地は、ラバーソールでは味わうことのできないメリットです。
また、これは履き心地に加えて良いのか悩みましたが、レザーソールは水分を外に逃がすことで靴内の湿度が上がるのを抑えてくれるメリットがあります。
- 柔らかな特有の履き心地の良さ
- 靴内の湿度を抑えてくれる
メリット:テンションが上がる

昨今の革靴はレザーソールではなく、ラバーソールが非常に多いです。
そのため、レザーソールというだけでもテンションが上がるメリットがあります!!個人的にはこれが一番大きいです。 レザーソールに刻まれたブランドのロゴ、何者にも代えがたい革の質感。

ラバーソールではなく、レザーソールでないと満たせない何かがあるのです!
デメリット:手入れをする必要がある
続いてデメリットです。デメリットは手入れが必要だということ。ラバーソールの場合には基本的に手入れは不要です。しかし、レザーソールの場合には定期的に栄養を入れるなどケアを行う必要があります。

そのケアの方法について、今回お話していくわけです!
レザーは栄養が不足すると硬くなり、摩耗しやすくなります。レザーソールの栄養がなくなると履き心地が悪くなり、摩耗も早くなります。ソールの寿命が短くなってしまうのです。
デメリット:雪道は滑る
また、レザーソールは雪道は非常に滑ります。雨の日は滑るという方もいますが、個人的にはそれほど気になったことはありません。しかし、雪道は本当に滑ります。 私も雪国に住んでいますが、雪の日に履けないというのはちょっとデメリットかもしれません。
レザーソールのメンテナンス方法

では、レザーソールのメンテナンス方法について詳しくお話していきます。

今回のブログ記事のメインの内容です。

今回メンテナンスをするのはG.H.BASSのローファーです。“ペニーローファー”という存在を生み出したアメリカの名門ブランドで、レザーソールのローファーが手頃な価格で販売されています。
メンテナンスで用意するもの

レザーソールのメンテナンスで必要なものは大きく2つ。
- レザーソール用の栄養剤
- 汚れてもいい布
今回はG.H.BASSをフルメンテナンスするので他にもアイテムを使いますが、靴が既に綺麗になっていて、レザーソールのみのメンテナンスならこれだけでOK。
まずは普通に革靴のメンテナンス

まずは通常のメンテナンスに沿ってアッパーなどのメンテナンスを行っていきます。
ブラッシングでアッパーのホコリなどを落とし、クリーナーで頑固な汚れも落とします。 次に靴クリームを使ってアッパーに栄養を入れていきます。後は布で拭き上げれば基本のメンテナンスは完了です。

レザーソールのメンテナンスをするとしばらく乾燥させる必要があるので、まずはアッパーなどのメンテナンスをしておくと良いでしょう。
レザーソールに栄養を入れていく

レザーソール用の栄養剤を使ってソールに栄養を入れていきます。 栄養剤をソールに垂らし、それを塗り拡げていきます。

塗り拡げるのは布を使っていただいて問題ありません。 私の場合には、小さなコップの後ろを使ってレザーをぎゅっと押し付けるようにしながら塗布していきます。

レザークラフトの経験からソールの毛羽立ちを抑えるためにしていますが、見た目を良くするための方法なのでこれは参考程度に!

右のソールに栄養を入れたら、次は左のソールに。少し間隔を置いて塗ってやります。その後にもう一度クリームを塗りますが、30分から1時間程度時間を置いてから二度塗りするのが理想的です。

二度塗りが終わったら、レザーソールに付いている余分なクリームを拭き取っていきます。

過剰な栄養はカビなどの原因になりかねませんのでご注意を!
レザーソールを乾燥させる

続いてレザーソールを乾燥させます。直接日光が当たらない、風通しの良い場所が理想です。1日置いておけばソールが乾いて履いてもOKな状態になります。 これでレザーソールのメンテナンスは終了!意外と簡単ですよね。
レザーソールのメンテナンスにおける注意点

ここではレザーソールのメンテナンスについての注意点をお話していきます。

初めてのレザーソールだと不安がたくさん!その不安を解消します!
レザーソールのメンテナンスの頻度は?
レザーソールのメンテナンスの頻度はだいたい半年に一度程度で良いと思います。 雨の日にどれぐらい着用したかなどでその頻度は変わるのですが、おおよその目安として6ヶ月ごとに行えば十分かと思います。 濡れた道を歩くとレザーソールの栄養が流れ出てしまいます。雨道をよく歩く場合には2〜3ヶ月に一度のペースでも良いでしょう。
レザーソールに入れるクリームについて
レザーソールに使うクリームは専用のものがおすすめです。
私は昔、レザーソールもレザーなのだから油分と水分が補給できれば何でもいいだろうと思ってミンクオイルを使ったことがあります。結果、油分が多くて非常に滑りました。 油だらけの地面を歩くのと同じですから当たり前ですよね。 レザーソール専用のクリームは栄養と水分が最適なバランスで配合されています。 安価なもので構わないので、レザーソール用のものを使うようにしましょう。

楽天市場のリンクを用意しました。上のリンクから色々なクリームのレビューを見て決めるといいと思います!
初めてのレザーソールにおすすめの革靴

ここで、レザーソールのおすすめの革靴を紹介していきます。

初心者に嬉しい安価なものやコスパに優れるものを紹介していきます。
G.H.BASS
まずおすすめしたいのが「G.H.BASS(ジーエイチバス)」です。このブランドはアメリカのブランドで、ペニーローファーの生みの親でもあります。 並行輸入品であれば2万円以下で購入できるレザーソールのモデルもあり、満足度の高いブランドです。
スコッチグレイン
「スコッチグレイン」は日本の革靴ブランドです。非常に質の高い作りをしていて、レザーソールのモデルも多数ラインアップしています。 国産革靴ブランドということで少し値段は張りますが、それでもレザーソールを採用した革靴を安価に楽しむことができます。
トリッカーズ
「トリッカーズ」は現存するイギリス最古の革靴ブランドです。革靴の聖地とも呼ばれるノーザンプトンに工房を構えており、ほぼ職人の手作業で作られています。 正規店の値段は10万円を超えるモデルが多いですが、並行輸入品だと半値近い値段で購入できるモデルも。コスパに非常に優れます。 最高峰の革靴を試したいあなたにおすすめです!
まとめ:G.H.BASSでわかる!レザーソールのメンテナンス方法

今回はG.H.BASSを使ってレザーソールのメンテナンス方法を解説してきました。
レザーソールに憧れを持つ人も、苦手意識を持つ人もいるでしょうが、いずれにせよ一足履いてみるのは良い経験になると思います。革靴が好きならきっとレザーソールを気に入ると思います。

ぜひ、この記事を参考にレザーソールのメンテナンスをしてみてくださいね。
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