先日驚きのコラボが発表されました。なんと、『ドクターマーチン』と「マルジェラ」がコラボしました。正確には「MM6」とのコラボとなりますが、通常ラインではまずみることができないような魅力的なモデルが3つリリースされました。
今回の記事ではそんな『ドクターマーチン』と「マルジェラ(MM6)」とのコラボを詳しく解説。
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他のブロガーやYoutuberが注目していない素材や元ネタなんかにも深入りして解説します。
予想を超えてきたドクターマーチンとMM6のコラボ
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驚きましたね、『ドクターマーチン』と「MM6」のコラボ。
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まさかマルジェラとコラボするとは驚きです。
MM6(MM6 Maison Margiela:エムエムシックス・メゾン マルジェラ)は、メゾン マルジェラから派生したセカンドライン。ベルギー出身のファッションデザイナー、マルタン・マルジェラが1997年に設立した。
「MM6」は人気のブランドメゾン マルジェラのセカンドライン。もはやセカンドラインという枠組みを超えている気もしますが、こちらも非常に人気の高いブランドです。
直近でもノースフィスやシュプリームなどとのコラボが話題になりましたが、ついに『ドクターマーチン』と初のコラボをしたというワケです。
まずはMM6とのコラボモデルを見ていこう
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では、まずは実際に「MM6」とのコラボモデルを見ていきましょう。コラボモデルの数は3モデル。単なる色違いなどではなく、全て異なるモデルになっています。
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どれも魅力あふれるモデルになっていますよ!
1461 Penton Mash Up
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モデル名 | 1461 Penton Mash Up |
値段 | ¥ 66,000 |
説明文 | タイムレスなモカシンのシルエットとDr. Martensの強みである実用性を兼ね備えたシューズ。ブラックとオックスブラッドのヴィンテージスムースレザーを組み合わせた、大胆なコントラストがポイント。脱構築的な手法で作られたこのモデルは、アイコニックなDr. Martensソールとシグネチャーのイエローステッチを備えており、両ブランドの進歩的な精神を体現しています。(MM6より) |
ローファーの中に3ホールシューズが入っているような。逆にローファーから3ホールシューズが生えているような不思議なデザインです。
既存のドクターマーチンのシルエットを組み合わせ、このような再解釈を行うとは恐れ入りました。インラインでは絶対に誕生し得なかったモデルだと思います。
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足首が見えるくらいのパンツと合わせてデザインを見せたくなりますね!
1460 Twisted and Reimagined
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モデル名 | 1460 Twisted and Reimagined |
値段 | ¥ 71,500 |
説明文 | MM6の型破りなアプローチとDr. Martensのアイコニックな職人技の組み合わせから誕生したレザーブーツ。メゾンの数字アートワークが施された、スタイリッシュで細めの筒がポイント。巧みなプロポーションとボリューム感が光るデザインで、実用的なシルエットを際立たせています。紛れもないDr. Martensソールを備えたハイブリッドデザインが、強い意志と機能性を兼ね備えた個性的な雰囲気を醸し出します。(MM6より) |
キャップトゥのボルドーの3ホールから靴下のように黒の8ホールブーツが出ているデザインが斬新な一足。ボルドーとブラックの切り替えが目立つデザインです。
ただ、履いていない状態では目立ちますが、やっていることはシューズと靴下の関係の延長線上に思えます。3ホールがボリューミーなので目立ちはしますが、以外と合わせにくさはないモデルなのではないかと思います。
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これまた斬新なモデルです。そもそも今はキャップトゥの3ホールを見かけないので、その点も新鮮です。
10 Eye Twisted and Reimagined
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モデル名 | 10 Eye Twisted and Reimagined |
値段 | ¥ 71,500 |
説明文 | 現代の実用性を再定義するブーツ。Dr. Martensの定番シルエットをアレンジしたインパクトのあるモデル。細めの筒にはMM6の数字のシグネチャーがデボス加工されており、アグレッシブな美しさと普段使いに便利な実用性を兼ね備えています。耐久性に優れたDr. Martensソールが快適さを持続。職人技を駆使して細部にまでこだわったレザーの仕上げは、両ブランドの連携による深い専門知識を物語っています。(MM6より) |
遠目で見る分にはただのブラックのロングブーツ。しかし、よく見ると3ホールの『ドクターマーチン』からブーツがニョキっと生えているというユニークさ。これまた斬新で手がかかっているモデルです。
今回のモデルですが、総じて非常に手が混んでいます。一見すると値段は高いように見えますが、工賃など考えると妥当に感じます。
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これは後述しますが、使われている素材も普通のドクターマーチンとは異なります。この点も加味するとお買い得といえなくもありません。
コラボモデルの要素を細分化して解説してみる
今回のコラボモデルですが、MM6の説明文にも載っていない細かな所まで見て解説していこうと思います。
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元ネタや素材なんかにも注目すると結構面白いです。“こういう意図を狙ってものなんだろうな〜”みたいなものもわかります。
1461 Penton Mash Upを深く観察
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まずは「1461 Penton Mash Up」についてです。まずは「Mash Up」に触れておきましょう。
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AIにMash Upの意味を尋ねるとこんな回答がありました。
マッシュアップ(mash up)には、次のような意味があります。
- 音楽用語として、複数の楽曲の要素を混ぜ合わせて新しい楽曲を作る手法
- IT分野で、複数のソースから提供された情報やコンテンツを組み合わせて新しいコンテンツやサービスを作る手法
『ドクターマーチン』の定番である「1461 3ホール」と「Penton ローファー」を組み合わせて再構築したので相応しい名前であると思います。
また、ここで注目して欲しいのがPentonの部分の革素材です。切り口から茶色がのぞいています。このローファーですが、通常の『ドクターマーチン』によく使われるスムースレザーではなく、イングランドモデルに採用される茶芯のレザーが使われています。
つまり、履けば下地の茶色が浮き上がってくるというわけです。
インパクトのあるデザインですが、それだけでなく長く変化を楽しめる作りになっています。
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マルジェラは経年変化を狙ったアイテムも多いです。この1461 Penton Mash Upもきっと長く楽しみながら履けますよ!
1460 Twisted and Reimaginedを深く観察
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続いては「1460 Twisted and Reimagined」です。「Twisted and Reimagined」の意味にも一応触れておきましょう。これもどんな意味かAIに尋ねてみました。
“Twisted and Reimagined” は、文字通り訳すと「ひねりを加えられた、そして再構築された」といった意味になります。このフレーズは、特に物語やデザイン、キャラクター、作品などの既存の要素を、意図的に変化させたり新しい視点で作り直したりしたものを表現する際に使われることが多いです。
未だかつてシューズの中から生えているブーツがあったでしょうか?
そもそもの出自を考えると、8ホールが1960年に量産され、その後遅れて1461 3ホールが翌年に量産されています。3ホールから8ホールが出ているという捻くれ具合も面白い。
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レザーを大胆に切り替えるのも既存の『ドクタマーチン』にはない面白い着眼点です。羽根の部分なんて3ホールと8ホール部分で二重になっていますからね。
見た目に関しては、キャップトゥの「1461 3ホール」から「1460 8ホール」が伸びているような見た目です。ただ既存の3ホールに元になるようなキャップトゥのモデルはありません。そして8ホールの部分はシボ感のあるレザー素材になっており、これが使われているモデルもほとんど見たことがありません。
おそらくは履き口付近に柔らかくシボ感のあるレザー素材を持ってくることで履き心地をよくする意図があるのだと思います。
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このモデル、思っている以上にドクターマーチンへの愛を感じます。
10 Eye Twisted and Reimaginedを深く観察
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「10 Eye Twisted and Reimagined」もしっかりと再解釈が加えられています。一見するとブラックにブラックなのでまとまって見えますが近くで見るとレザーの質感が全く違います。
「1461 3ホール」の部分はツルッとした表情のレザー。10ホールの部分はシボ感のあるレザーです。これもきっと履き心地を考えて履き口に近い部分にシボ感の合うレザーを使っているのだと思います。
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また、このブーツは履き込むとヤバいと思います。
このブーツ、3ホールの部分はイングランドモデルなどに使われるような茶芯です。しかし、シボ革部分は芯も黒いです。つまり、履き込むと3ホールの部分のみ茶色の下地が除くようになります。
履き始めは境界線が曖昧な3ホールと10ホールですが、履きこめば履き込むほど違和感が出てくるでしょう(いい意味で)。
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経年変化が一番楽しそうなのはこのブーツですね!
ドクターマーチンとMM6のコラボは伝説になるか?
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今回の『ドクターマーチン』と「MM6」のコラボですが、話題になった割には在庫がまだあったりします。それどころか後述しますが、Rakuten Fashionでは値引きが行われていたりします。
そのインパクトと値段もあって(普通のドクターマーチンより高い。MM6としては安い)在庫が残っているのかもしれません。
個人的な印象としては、まだ在庫があるとはいっても時期に在庫がなくなるでしょうし、すると履き込んだ人の写真を「見て買っておけばよかった・・・」という人が続出するのではないかと思います。
なんせ今回のモデルは明らかに経年変化を楽しめるように作られています。新品の時よりも履き込めば履き込むほど美しく儚く格好よくなっていくモデルだと思うからです。
![あかパンダ](https://marten-love.com/wp-content/uploads/2025/01/新赤パンダ.jpeg)
場合によっては在庫がなくなってしばらくしたらプレ値で買えなくなってしまうことだってあり得るのではないかと思っています。
独断と偏見で選ぶ最もおすすめのMM6コラボ
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今回の『ドクターマーチン』と「MM6」のコラボですが、独断と偏見で最もおすすめのモデルを選ぶとすれば「1461 Penton Mash Up」です。
理由はシューズタイプなので長く履けること。季節を問わずに履けるのでしっかり履いてボロボロにできます。美しい経年変化を最短で楽しめるからです。
それからこの3足の中だと一番合わせやすい気もします。フォーマルには合いませんが、シンプルな服装に合わせればコーデの主役になってくれるでしょう。
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上級者は色味で遊ぶのも良いかもしれません。
Rakuten FashionでMM6コラボが安い
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耳寄りの情報です。Rakuten Fashionでなぜか『ドクターマーチン』と「MM6」のコラボがセールになっています!安い!
在庫がなくなっているモデルもありますが、この記事執筆時にはまだ残っています。
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30%オフのものも多くありました。狙っているならRakuten Fashionがおすすめです。
サイズはこの記事を参考にしていただけると思うのでぜひお使いください。特に『ドクターマーチン』が初めての方は失敗しないようにぜひ一読くださいませ!
まとめ:【マルジェラ】ドクターマーチンのMM6コラボについて超詳しく解説
![](https://marten-love.com/wp-content/uploads/2025/01/drmartens-mm6-first-collaboration-1024x576.png)
今回は『ドクターマーチン』と「MM6」のコラボについて解説しました。
最初は本当に愛があるのか謎なコラボでしたが、コラボモデルの作りや素材感を見ていくと初見のインパクトだけでなく履き込んだ時のことも意識していることが伺えます。
これは良いモデルです。非常に良いコラボです。
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筆者はずっと買うかどうか悩んでいます。これを買うなら普通のマーチンが1.5足買える・・・そしたらブログでもっと多くのマーチンを紹介できる・・・。悩むッッッッッツ!!
定番もすごくいいからさ、見てくれよな!!
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