みなさんこんにちは、あかパンダと申します!
現在私は計7足の『ドクターマーチン』を履いています。その中で一番新しいのがイングランドモデルの6ホールです。
履き始めてから約2ヶ月が経ちまして、その経過を報告しようと記事を残します。
イングランドモデルのドクターマーチンを買おうか検討している皆さん。実際に履いた感想になるのでぜひ購入前に参考としてご覧いただければと思います。
ドクターマーチン MIE(イングランド製)モデルについて
イングランドモデルと通常モデルの違いについては上の記事とは別に、“こちらの記事”で解説しています。
2ヶ月履いてみて、どんな経年変化が見られたか
『革靴』といえば楽しむ醍醐味は“経年変化”です。まだ2ヶ月ではありますが、イングランド製の『ドクターマーチン』にどんな経年変化が見られたのか見ていきましょう。
ここで履いた頻度についてご報告です。
まず、履く頻度ですがそれほど多くはありませんでした。平日は仕事をしているので、履くのは主に週末です。年末年始を挟みましたが一度履いたら2日程度は間を置いていたので、履いた回数としては10回程度だと思います。
履きジワの寄り方について通常モデルとの違い
一般的な『ドクターマーチン』の場合には、ガラスレザーに近い素材である「スムースレザー」が使われています。このレザーどちらかというと固く、シワが入りやすい素材だと思っています。
一方、このイングランドモデルのレザーは茶芯のものが使われています。こちらの方が柔らかみのある見た目なのですが、実際に革室はその通りで柔らかいです。
そのせいなのか、『ドクターマーチン』にあまり深い履きじわが入りませんでした。
写真のように革質が柔らかいので自由度は高いですが、戻すとシワ感はあまり残りません。
『ドクターマーチン』よりも高級なブランドの、質のいいレザーブーツを履いているような感覚です。
ドクターマーチンからの「じっくり時間をかけて楽しんでほしい」というメッセージが込められているように感じます。
茶芯が出るまでには気長に楽しむ必要がありそう
肝心の「茶芯」についても触れておきましょう。残念ながら2ヶ月程度では「茶芯」は出ないようです。
履き方にもよるのでしょうが、少なくとも私のイングランドモデルは裁断跡をのぞいて茶芯感はゼロ。
履きジワの寄りやすい部分を見てみても今のところ全く茶芯は出ていません。
自分で傷をつけたりヤスリをかけたりといった加工をすれば出るでしょうが、2ヶ月程度ではまだまだ茶芯は出てきてくれません。自分で傷をつけるのも抵抗があるので、自然に茶芯が出てきてくれるまで気長に待つことにしたいと思います。
早く茶芯が出てるのを見たいよぉ!!早くボロボロになって欲しいけど、私の中の倫理観に反するのでわざと傷つけることはせずひたすら履いて待ちます。
イングランドモデルのドクターマーチンは履き心地が違う
意外なところですが、当初はあまり変わらないと思っていた履き心地もインググランドモデルと通常モデルの『ドクターマーチン』では異なることがわかりました。
具体的に、イングランドモデルの方がよりソールが反りやすく柔らかい履き心地です。まだ革の柔らかかった頃には感じませんでしたが、だんだんと履くうちにその違いがわかってきました。
理由はおそらく革質だと思います。普通の『ドクターマーチン』は革が硬いので伸びませんが、イングランドモデルのレザーは柔らかいので伸縮しやすいのだと思います。グニグニした柔らかな履き心地は『ドクターマーチン』では感じたことがない体験です。
この感覚は好みだと思います。普通のドクターマーチンに慣れている人だと驚くのが間違いないと思います。一度体験してみてほしい!
【悩んだ】経年変化を楽しむ、イングランドモデルのおすすめの手入れ方法
ここでイングランドモデルの手入れ方法についても方針が完全に決まったのでお話ししておきます。
結論からいえば、カラーの靴クリームは使わずに「茶芯」の味わいを生かす育て方に決めました。
ブラックのクリームは茶芯を染めてしまいますし、イエローステッチに付くと面倒だからです。
もしかすると途中で艶出しのためにカラークリームを使うようなこともあるかもしれませんが、基本的には以下のように
- ブラッシング
- 汚れ落とし
- ニュートラルのクリーム
- 磨き
を基本としてメンテナンスしていきたいと思います。
シンプルイズベスト。素材の味を楽しもうと思います。
約2ヶ月MIE イングランドモデルを履いてみた感想
最後に、細々としたイングランドモデルの『ドクターマーチン』を履いた感想をまとめていきたいと思います。
実際に履いた人にしかわからない点も多いはずなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
履けば履くほど違いがわかる面白いマーチン
“素材の違いがこれほど靴の履き心地を変えるのか”というのをすごく感じました。
イングランドモデルは職人の手で作られていますが、基本的な構造は一般的なモデルと変わりません。また、ソールに関しても色が若干違うだけで材質などは同じだと思います。
素材的に異なるのはアッパーの革素材と、インソールの材質くらいのはずです。しかし、履き心地が明らかに異なってきました。
明らかにイングランドモデルの方が反りが良くて柔らかい。素材が異なるとこんなに履き心地が違うのかと勉強になりました。
普段履き慣れていた『ドクターマーチン』という革靴だからこそ、その違いをより繊細に受け取ることができたのだと思います。
ドクターマーチンを履き慣れている人にこそMIE(イングランドモデル)を勧めたくなりました。
光沢感が控えめでむしろ色々なコーデに合わせやすい
光に当ててみると顕著ですが、イングランドモデルは光の反射が抑えめで通常モデルよりもマットな質感です。『ドクターマーチン』はボリューム感のある革靴ですが、コーデに加えた時にイングランドモデルの方が主張が控えめに感じます。
前に書いたレビュー記事では“見た目であまり違いが感じられないマニア向け”とイングランドモデルを紹介しました。確かにその時にはそう感じていたのですが、実際に履く中で「ドクターマーチンの形はそのままにマットな質感(上質なと言い換えてもいい)」という差別化がしっかりと図られているなと思いました。
自分で履いていても足元を見た時に「やっぱりいいな」と感じますし、革の質感と裁断面から見える茶色に興奮します。できるだけイングランドモデルを履いて経年変化をさせようと意識してはいましたが、コーデを考えるときに勝手に手が伸びていたのも事実です。
主張控えめでコーデをまとめてくれるのがイングランドモデルだと感じました。
イングランドモデルいいっすよ。実にいい。あったら履いちゃう絶対。
値段の差を埋めるのは革靴好きの情熱
とはいえ、イングランドモデルの値段は高いわけです。普通の『ドクターマーチン』プラス2万円くらいはします。
私は履いているうちに色々な違いがわかってきて、より良さを感じていますがファッションや『ドクターマーチン』に興味がない人から見れば「見た目の違いがわからない」わけです。「履ければ良くない?スニーカーの方が履き心地よくない?」なわけです。
値段の差を埋めるのは結局“革靴好きやマーチン好きの情熱とかマニア心”なんでしょう。
ダナーなんかも同じですよね。“フィールド”と“ライト”はあまり見た目にさはありませんが、値段が違います。マーチンも同じで、手にとって履いてみれば違いはわかると思います。
まとめ:【約2ヶ月】MIE イングランドモデルを履いた感想をまとめる
今回はイングランド製のドクターマーチン MIEのレビューでした。「2ヶ月履けばなんとなく見た目の変化が出てくるかなぁ」と思っていましたが、そんなに甘くはありませんでした。
次回のレビューを何ヶ月目で行おうかまだ決めていませんが、もっと履き込んで茶芯を出したいと思います!
ぜひ、イングランドモデルのレビューをお楽しみに!あかパンダのXアカウントをフォローいただくとブログの更新の際に気づいていただきやすいと思います!
コメント