以前、初心者におすすめの『ドクターマーチン』についての記事を書きました。この記事が思っていたよりもたくさんの方に見ていただけていてびっくりしています。
そこで今回は逆に、初心者におすすめできない『ドクターマーチン』を紹介していこうと思います。
これからドクターマーチンを買う予定の皆さん。おすすめできないドクターマーチンにはポイントがあるので、その部分だけでも読んでいってください!
初心者におすすめできるドクターマーチン、できないドクターマーチン
以前紹介した初心者におすすめの『ドクターマーチン』の記事では、「1460 8ホール」と「1461 3ホール」をおすすめとして挙げました。
では逆におすすめできない『ドクターマーチン』はどれなのか。『ドクターマーチン』をたくさん履いてきた筆者が正直に書いていこうと思います。
早速、おすすめできないドクターマーチンを解説していきます!
最初の一足目にはおすすめできないチェルシーブーツ
今回は初心者におすすめできないものとして、全部で3モデル紹介します。まず一足目は「2973 チェルシーブーツ」です。
スタイリッシュなデザインで人気も高いですが、一体どこがダメなのか!?
答えはサイドゴアブーツであるという点です。『ドクターマーチン』にはサイズが1cm刻みでしかありません。靴紐ではなくてゴムの力で脱ぎ履きするチェルシーブーツは脱ぎ履きしやすいですが、サイズ選びが難しいんです。
ドクターマーチンのサイズ感がわかった2足目、3足目としてはめちゃくちゃおすすめです!
サイズ選びが鬼門なADRIANローファー
次の初心者にオススメできない『ドクターマーチン』はローファータイプのモデル「ADRIAN」です。
『ドクターマーチン』の歩きやすさはそのままに、タッセル付きローファーの形で仕上げられたこのモデル。コーデの外しとしても活躍してくれアイテムですが、初心者にはおすすめできません。
理由は簡単。先ほどのチェルシーブーツ以上にサイズ選びが大変です。理由は、ローファーという特殊なサイズなので、『ドクターマーチン』の中でもサイズ感が異色なこと。また、ローファーである以上浅い作りなのでインソールなどでサイズ感を調整するのも難しいです。
ローファータイプのドクターマーチンは失敗しないよう、試着の上購入するのをおすすめします。
脱ぎ履きがしにくい8ホール以上のブーツ
3足目は8ホール以上のブーツです。女性に人気の高いモデルですが、『ドクターマーチン』初心者にはおすすめできません。
理由は見た目の通りで脱ぎ履きの大変さです。『ドクターマーチン』の定番は1460 8ホールですが、これと比べると10ホールや20ホールは脱ぎ履きがしにくい…。「一度外出したら家に帰るまで脱がない!」という覚悟が必要です。
この点、ホール数が8つというのはちょうど良くて、「1460 8ホール」はしっかり考えてつくられたんだなぁと感じます。
初心者におすすめできないドクターマーチンのポイント
初心者におすすめできない『ドクターマーチン』として3つのモデルを紹介してきました。
この3足からおすすめできないポイントを抽出してみました。
以下のパターンのドクターマーチンに関しては、紹介していないモデルだったとしても注意が必要です。
サイズの調整ができない
“サイズの調整ができない”。これはチェルシーブーツやエイドリアンローファーに見られた特徴です。靴紐で調整ができるドクターマーチンのシューズやブーツ、またサンダルの多くもサイズの調整ができますがそういったモデルと比較すると購入の難易度は高いです。
そもそもサイズ選びが難しい
次にサイズ選びが難しいモデル。これはエイドリアンローファーが該当しますが、初心者が購入する際には大変でも試着をおすすめします。
どうしても試着ができない場合には、ドクターマーチンの公式オンラインストアであれば初回のサイズ交換が無料です。そういった気軽にサイズの交換ができるショップを利用すれば問題ありませんが、他モデルよりハードルは高いでしょう。
脱ぎ履きが面倒で履く機会が少ない
最後に脱ぎ履きが面倒な『ドクターマーチン』。日本は家に帰ると靴を脱ぐ文化です。一方、『ドクターマーチン』の生まれたイギリスは土足文化。頻繁に靴を脱ぎ履きする日本では、8ホール以上のブーツはブーツそのものに慣れている人でないとおすすめできません。
せっかく購入してもなかなか履けなくては意味がありません。履きやすいモデルからはじめて、段々とロングブーツに慣れるのが良いと思います。
逆に初心者におすすめのドクターマーチンのポイントは?
逆に初心者におすすめの『ドクターマーチン』はどんな特徴を持っているのか考えました。
要はオススメできない『ドクターマーチン』の逆なんです!
この記事で解説している「1460 8ホール」や「1461 3ホール」はまさに初心者にオススメしたいポイントが詰まっています。
サイズ調整とサイズ選びがカンタン
初心者にオススメなのはサイズ調整ができてサイズ選びも簡単な『ドクターマーチン』です。
まず、サイズ調整に関しては靴紐タイプのモデルなら問題ありません。また、ローファーのように薄いモデルでなければインソールを入れることもできますから細かな履き心地の調整もしやすいです。
サイズ選びに関してもほぼ同様で、「1460 ホール」や「1461 3ホール」はドクターマーチンらしいサイズ感で初心者でも安心して購入することができます。
革靴初心者でもコーデに取り入れやすい
『ドクターマーチン』は入門用の革靴として紹介されることが多いブランドです。ですから、『ドクターマーチン』から革靴を始めてみようという方もこの記事を見ている方の中にそれなりにいると思います。
そんな時、「1460 ホール」や「1461 3ホール」はオーソドックスなドクターマーチンですからコーデに取り入れやすいです。人気のあるモデルは参考にするコーディネートがSNSなどにもたくさん投稿されているので、参考にしやすいです。
革靴初心者こそ、定番の合わせやすいアイテムがオススメです。
脱ぎ履きに手間取らない
革靴はスニーカーのように脱ぎ履きが楽なわけではありません。ローカットのスニーカーを履き慣れている人だと、ブーツの脱ぎ履きを面倒に感じてしまうかもしれません。
「1460 8ホール」のようなブーツはどうしても多少脱ぎ履きに時間がかかりますが、それでも10ホールなどと比べれば手間はかかりません。
革靴やブーツに対して苦手意識を持たないためにも、初心者の場合には脱ぎ履きがしやすい『ドクターマーチン』をオススメします。
まとめ:【失敗防止】初心者におすすめできないドクターマーチンを正直に説明してみる
今回は初心者におすすめできない『ドクターマーチン』について、本音で解説をしてみました。
私の周りでも初めての革靴が『ドクターマーチン』だった人は多くいましたが、最初から個性的なモデルに手を出してしまうと自分でもどう合わせたら良いかわからず靴箱の肥やしになってしまってる人もいました。
最初は選びやすく、コーディネートに取り入れやすいものを選ぶのがオススメです。そこから徐々にステップアップして色々なドクターマーチンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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