今回ですが、『ドクターマーチン』の簡単なメンテナンスについてお話ししていきます。
革靴初心者でも誰でもできる、“履いた後玄関でするちょっとしたこと”で『ドクターマーチン』は驚くくらい綺麗にそして長く履くことができます。
紹介する方法は使う道具も少なく、方法も簡単です。
簡単なメンテナンスでドクターマーチンは長持ちする
革靴のメンテナンスというと、靴クリームを塗ったりいくつものブラシを使って靴のブラッシングをしたり大変なイメージはありませんか?
確かに靴クリームを塗ったり入念なブラッシングをしたりするメンテナンスも定期的に必要です。
しかし、本当に大切なメンテナンスはそんな時間のかかるメンテナンスではなく、履いた後にする1分あれば終わってしまうメンテナンスです。
ドクターマーチンを履いた後にすべき最も簡単なメンテナンス
『ドクターマーチン』を履いた後、すぐにすべきメンテナンスは「ブラッシング」です。
すべきことはブラシを使って『ドクターマーチン』に着いたほこりを落とすだけ。
帰宅後1分でできる最も大切なメンテナンス
ブラッシングの方法は簡単。『ドクターマーチン 』の表面をブラシを使って綺麗にするだけです。
革と革が重なる溝やアッパーとソールの間は隙間がありホコリが溜まりやすいです。この部分を気にかけてブラッシングしてやるとよりほこりを綺麗に落とすことができます。
おすすめは無印良品などでも販売されている持ち手の長い靴ブラシ。靴を履いたままブラッシングをして、終わったら脱げばいいのでとっても楽です。
ブラッシングがいかに革靴にとって重要か
靴好きでも意外と盲点なのがこのブラッシングです。なぜブラッシングが重要かというと、靴の栄養を守る効果があるからです。
『ドクターマーチン』を含む革靴の栄養は水と油分です。革の表面にほこりが乗ると、革の大切な栄養である水分や油分をほこりが吸い取ってしまい、革の栄養が少しずつ無くなっていきます。
なのでブラッシングで革表面のほこりを落とすことで革の栄養を守ることができるというわけです。
簡単なメンテナンスですが、ブラッシングを革靴を履いた後の日課にしておくことが靴を長く履く上でとっても重要です。
汚れがひどい時には汚れ落としを使ってメンテナンスしよう
普段のメンテナンスは履いた後のブラッシングで十分。ただし、あまりにも汚れがひどい場合には汚れ落としを使ってメンテナンスすることも必要です。
汚れ落としにも色々な種類がありますが、私のおすすめは汚れ落としと栄養補給が一緒にできるタイプのもの。
洗浄力が強くないので革を傷つける可能性が低く、栄養補給をしながら安心して靴を綺麗にすることができます。
では、汚れ落としを使ったメンテナンスの方法を解説します。これもとっても簡単です!
事前にブラッシングでホコリは落としておく
まず、あきらかに汚れがひどい場合にもブラッシングをしておきましょう。
大きな汚れが残っていると、布でクリーナーを塗る時に汚れを巻き込み『ドクターマーチン』の傷の原因になってしまうことがあるからです。
まずはブラッシングでドクターマーチンのほこりを落とすようにしましょう。
レザー用のクリーナーを使う
ブラッシングでほこりを落としたら、ここで使うのがクリーナーです。
今回使うのは「サフィール」というブランドのレザークリーナー。汚れ落としと同時に革に栄養を与えてツヤ出しの効果もあります。
これを適当なハギレにとって靴を磨きます。私は靴磨き用にフランネル生地を買いだめしています。家にある着なくなったTシャツのハギレなどでも十分です。
ポイントは布が汚れたらすぐに面を変えること。布の綺麗な部分で磨くようにしましょう。
乾いた布でクリーナーを拭き取る
最後に乾いた布を使ってクリーナーを拭き取ります。乾拭きに近いイメージで大丈夫です。
余分な栄養はむしろカビなどの原因になることもあるので、しっかりと拭き取るようにしましょう。
これで汚れ落としを使ったメンテナンスは完了です。いかがでしょう?思ったよりも簡単だったのではないでしょうか。
雨や雪の中から帰った時のメンテナンス
雨や雪の中から帰った時、靴が濡れている場合にはブラシングよりも先に乾かすようにしましょう。
濡れてしまった靴はまずは乾かすことが先決です。アッパーに水滴がついている場合にははらってやるか布で拭いてやり、乾燥させるようにします。
その後にブラッシングと、汚れがひどい場合には汚れ落としのクリーナーを使うようにします。
水に長時間濡れていた場合には、できれば靴クリームを使って油分の補給もしておいた方がいいです。油分が少なくなってしまっている可能性があるからです。
靴クリームを使った本格的なメンテナンスも定期的にしよう
ブラッシングをしているからといって、靴クリームを使ったメンテナンスが全く必要ないわけではありません。
『ドクターマーチン』の革靴に使われている“スムースレザー”はあまりメンテナンスを必要としないレザーです。しかし、全くメンテナンスが必要ないというわけではありません。
3ヶ月から半年に一度は靴クリームを塗るなど本格的なメンテナンスを行うようにしましょう。
ブラッシングや汚れ落とし(クリーナーに油分補給の効果があったとしても)はあくまで靴の栄養不足を防ぐための方法です。レザーが美しい状態でいることを保つには、靴クリームを使った保革も必要です。
まとめ:【超簡単】ドクターマーチンを履いた後にすべきメンテナンスについて
今回は『ドクターマーチン』を履い後にすべき簡単なメンテナンスについてお話ししてきました。
特にブラッシングは時間も手間もかかりませんが、『ドクターマーチン』を綺麗に保つために非常に重要な役割をしてくれます。
今回使用していたブラシは無印良品で1,000円以下で購入することができます。ブラッシングは費用対効果を考えても非常に優れたメンテナンスです。
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