『ドクターマーチン(Dr. Martens)』は、その高い耐久性と時代を超えたデザインで、多くの人々に愛され続けている革靴ブランドです。特に、ブランド創設期からの定番モデルである「1460 8ホール」「1461 3ホール」、また最近定番(とはいってももう何十年と定番ですが)となっている「2976 チェルシー」「エイドリアン ローファー」は、世界中で老若男女世代を問わず高い人気を誇っています。
断言します。この定番モデルこそが最も長く履けるドクターマーチンなのです。
この記事ではなぜ定番モデルが「一番長く履けるドクターマーチン」なのか、その理由を深掘りしながら紹介していきます。
ドクターマーチンの定番モデルが長く履ける3つの理由
『ドクターマーチン』の定番モデルが長く履ける理由は3つ。
順番にお話しします!定番のドクターマーチンがきっと気になると思いますよ!
理由① 定番モデルは飽きがなく長く履けるデザイン
ファッションの世界では毎シーズンごとに新しいトレンドが登場します。近年のビッグシルエットコーデのように長くトレンドが続くものありますが、すぐに廃れるトレンドも少なくありません。しかし、ドクターマーチンの定番モデルは違います。
特に「1460 8ホールブーツ」や「1461 3ホールシューズ」は、1960年代の誕生以来その普遍的なデザインでファッションシーンの中で常に存在感を放ち続けています。『ドクターマーチン』の定番モデルはどんな時代にも飽きが来ないデザインであり、数年・数十年と履き続けることができるのです。
実際に私も「何年も履いても飽きない」ですし、「毎シーズン新たなスタイルに合わせるのが楽しい」です。
『ドクターマーチン』の定番モデルはシンプル。しかし独特の存在感を持っており、その時代やトレンドに左右されることなく、長く愛される。その理由がここにあります。
理由② トレンドに左右されず、長年販売され続けている
もうひとつ、『ドクターマーチン』の定番モデルが長く履ける理由は、『ドクターマーチン』というブランドが定番モデルを常に大切にしているからです。
先ほども触れたように、ファッションは常に変化しています。しかしドクターマーチンの「1460 8ホール」や「1461 3ホール」、「2976 チェルシー」「エイドリアン ローファー」などの定番モデルは、誕生以来大きなデザイン変更がされることなく販売され続けています。
定番の『ドクターマーチン』を一度手に入れれば、数年先のトレンドがどう変わろうとも、自分のスタイルを維持することができます。もともとワークーブーツとして作られた『ドクターマーチン』は頑丈ですし、定番モデルは例え壊れて履けなくなっても同じものをまた購入することができるわけです。この安心感はとても大きいですよね。
「ドクターマーチンは一度買えば何年も履ける」という安心感は長期間にわたりブランドが高い人気を保っている理由の一つだと思います。
理由③ コーディネートに取り込みやすい汎用性の高さ
『ドクターマーチン』の定番モデルは、どれもコーディネートに落とし込みやすいです。どのようなコーディネートにも自然に溶け込み、カジュアルな服装でも、それなりにフォーマルな服装でも違和感なく溶け込むためどんな場面でも履きやすいのが魅力です。
たとえば、「1461 3ホールシューズ」は、そのシンプルなデザインから、服装を選びません。「2976 チェルシーブーツ」は、ブーツの存在感を持ちながらもスリムで洗練されたデザインでカジュアルにも綺麗めにも対応できるため日常使いはもちろん、デートでも活躍することでしょう。
さらに、「ADRIAN タッセルローファー」は、クラシックでありながらもモダンなデザインが魅力で、トラッドスタイルやストリートファッションにも幅広く合わせることができます。このように、ドクターマーチンの定番モデルはどんなシーンやスタイルにもフィットするため、長く愛用できるのです。
ブーツは暑い時期は履けませんが、だとしても色々なコーデで楽しめます。
定番モデル紹介:1460、1461、2976、ADRIAN
『ドクターマーチン』の定番モデルがなぜ長く履き続けられるのか解説したところで、おすすめの定番モデルについてご紹介しましょう。
筆者おすすめの定番モデルは4種類。公式オンラインストア内でも定番モデルとして紹介されている、“ドクターマーチンの中のドクターマーチン”です。
どれもおすすめですが、自分にはどれが一番合いそうか考えてみてください。履きたいシーンを考えるのがマッチするモデルを選ぶコツです!
1460 8ホールブーツ:ドクターマーチンの象徴的なモデル
『ドクターマーチン』を代表するモデルといえば、この「1460 8ホールブーツ」です。1960年4月1日に誕生したことから、この「1460」というモデル名が付けられました。誕生以来、世界中のアーティストやファッショニスタたちから愛され続けており、そのシンプルながらも力強いデザインは、どんなスタイルにも合わせやすいのが特徴です。
独自の「エアクッションソール」は、快適な履き心地を提供しブーツなのに長時間歩いても疲れにくいという点も魅力です。さらに、革の強度や耐久性も高く、適切なメンテナンスをすれば何年でも履き続けることが可能です。
8ホールブーツ(靴紐を通す穴が8つあるブーツ)なので脱ぎ履きには少し時間がかかります。また、ローカットモデルと比較すれば履ける季節は短くなります。しかし、「1460 8ホール」はそれを補って余りある魅力を持ったモデルだと思います。
1461 3ホールシューズ:シンプルでどんなスタイルにも合う
「1461 3ホールシューズ」は、8ホールに並ぶ『ドクターマーチン』のもう一つの定番モデルです。こちらは1961年に登場し、シンプルな3ホールのデザインが特徴です。カジュアルコーデでもキレイめコーデでも活躍するこのモデルはその汎用性の高さから幅広い層に支持されています。
特に、スニーカー感覚で履ける快適さと、フォーマル服装にも対応できるシックなデザインが魅力で、どんなシーンでも違和感なく履くことができるため長く愛用されています。
筆者的には日本の環境には最もマッチした『ドクターマーチン』だと思っています。家に上がったり座敷に上がったりと靴の脱ぎ履きが多い日本という環境で、素早く脱ぎ履きできるこの3ホールは最適な選択肢だと思います。
2976 チェルシーブーツ:エレガントかつカジュアルな万能選手
『ドクターマーチン』の「2976 チェルシーブーツ」は、スリムなシルエットとエレガントなデザインが特徴の一足です。このモデルはクラシックな形状を持ちながらも、ドクターマーチン特有の堅牢な作りとボリュームのあるエアクッションソールを搭載している点が他のサイドゴアブーツとの差別点です。サイドのゴムが伸縮して、脱ぎ履きを行うので忙しい日々の中でもストレスなく履けるブーツです。
一見するとコーディネートをしにくそうな見た目をしていますが、ぜひ一度履いてみてください。きっと意見が変わると思います。実際に履いてみるとどんな服装にもマッチして色々とコーディネートを試したくなる一足です。
エイドリアン ローファー:クラシックとモダンの融合
「エイドリアン ローファー」は、『ドクターマーチン』の中でも少しユニークな位置づけのモデルです。クラシックなタッセル付きのローファースタイルに、現代的なエッセンスを加えたデザインで、ローファーにはあり得ない厚いエアクッションソールがアクセントになっています。
ローファーというとソールが薄くてすぐに疲れてしまうイメージがあるかもしれません。しかし、このローファーのソールは他の『ドクターマーチン』に搭載されているソールと同じで、非常にクッション性に優れています。
デザインも履き心地も「エイドリアン ローファー」でしか体験できないものに仕上げられています。
定番のドクターマーチンはどのようなコーディネートにもマッチする
紹介した定番の4足の『ドクターマーチン』は幅広いコーディネートにマッチする靴たちです。
ジーンズからジャケットまで幅広いファッションで
『ドクターマーチン』の定番モデルは、前述の通りカジュアルからキレイめまで対応できるため、どのような場面でも活躍します。たとえば、スリムなジーンズやカジュアルパンツと合わせてデイリースタイルを楽しむことができますし、ジャケットに合わせれば洗練された雰囲気を演出することが可能です。
どのモデルも無駄な装飾がないデザインなのがポイント。『ドクターマーチン』らしいソールの厚さとイエローステッチくらいでこれ以外はシンプルな革靴なので男性でも女性でも年齢も関係なく幅広いコーデで楽しむことができます。
トレンドや自分の年齢で合わせたい服も変わるはず。色々なコーデを取り入れて変化を楽しめます。
四季を問わず活躍するスタイル
『ドクターマーチン』の定番モデルは、ブーツタイプとシューズタイプを一足ずつ持っていれば一年中四季を問わずにコーディネートを楽しむことができます。
秋冬にはブーツが重宝するでしょう。春夏には3ホールシューズやローファーが活躍します。また、梅雨の時期には水滴から足を守るブーツが活躍するでしょう。
スニーカーではありえないくらい広いシーズンを『ドクターマーチン』は少ない足数でカバーすることができます。
タフで水や汚れにも強いドクターマーチンならではの利点です。
ドクターマーチンを長く愛用するためのケア方法
『ドクターマーチン』を長く愛用するためには、適切なケアが欠かせません。定番モデルは時代に流されずに愛用できますが、ただ履きっぱなしでは『ドクターマーチン』は汚れたままですし何よりも寿命が短くなってしまいます。
革製品である『ドクターマーチン』は定期的なクリーニングや保湿が重要です。シューケア用品を使うことで、靴の寿命を延ばすことができ、ケアを怠らなければキレイな状態で5年、10年と履き続けることも可能です。
基本的なお手入れ方法についてお話ししておきます。リンクも貼るので、気になったらぜひリンク先の情報も確認してみてください。
履き終わった後のブラッシングは靴の寿命を伸ばす
『ドクターマーチン』を履き終わったら、ブラッシングをしてから片付けるようにしましょう。ブラッシングでほこりを落とすことで、革靴の栄養が減ることを抑えることができるんです。
単純に靴をキレイにする効果もありますが、実はブラッシングは奥が深いケアなのです。
最も大切なメンテナンスこそが履いた後のブラッシングだと思います!
3ヵ月に一度は靴クリームを使ったケアをしよう
ブラッシングと合わせて、3ヵ月に一回は靴クリームを塗るケアをしたいところです。革靴の栄養は水分と油分であり、靴クリームなどを使ってこれを補給することでしなやかな履き心地を維持することができます。
革は栄養がなくなると固くなりますが、実は適度な柔らかさがある方が強度も上がり壊れにくくなります。
靴クリームを使ったケアはやり過ぎもよくないので履く頻度に合わせて1から3ヵ月に一度くらいの頻度で行っておきたいものです。
まとめ:一番長く履けるドクターマーチンは定番モデル!1460、1461、2976、ADRIANが人気の理由
今回は長く履ける『ドクターマーチン』についてご紹介しました。
上記の3つの理由から、最も長く履ける『ドクターマーチン』とは定番として発売されているモデルだと思います。
今回紹介したモデル以外にも実は定番のモデルは存在します。しかし、コーデへの合わせやすさや人気を考えると紹介した4足に絞り込まれました。
人気があるモデルはSNSなどでコーデも多く検索することができます。他の人のコーデを参考にしながら、より楽しむこともできると考えました。
皆さんもぜひ、定番の『ドクターマーチン』を買って長〜くコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
メンテナンスも忘れずにね!
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