『ドクターマーチン』の値段は高いでしょうか?それとも安いでしょうか?
皆さんはどう思われますか?筆者は安いと思います。
スニーカーは1万円くらいあれば買えるモデルもたくさんありますよね。でも、『ドクターマーチン』の革靴は最低でも2万5千円くらいします。
それでも安いと思える理由があるんです。この記事を読めば、皆さんもきっとそう思ってもらえると思います。
まずはドクターマーチンの価格帯をチェック
『ドクターマーチン(Dr. Martens)』は、高いデザイン性と高い耐久性から多くのファッション好きから愛されています。特に10代や20代の若者にとっては、個性を表現するための重要なアイテムの一つです。そんな人気の『ドクターマーチン』ですが、現在の値段はどのくらいなのでしょうか?
定番モデルの価格とその特徴
『ドクターマーチン』にはさまざまなモデルがありますが、ここでは定番モデルにフォーカスします。
モデル | 値段 | 説明 |
---|---|---|
1460 8ホール | 29,700円 | 最も長い歴史を持つドクターマーチン。 |
1461 3ホール | 25,300円 | 脱ぎ履きがしやすいシューズタイプ。 |
2976 チェルシーブーツ | 29,700円 | サイドのゴムで簡単に脱ぎ履きでき、スタイリッシュ。 |
ADRIAN ローファー | 26,400円 | ローファータイプ。ソールが厚く履き心地◎。 |
この『ドクターマーチン』の金額をたとえばスニーカーと比較すると高めです。安価なモデルと比較すれば2倍くらいの値段がするでしょう。しかし、これは詳しく後で解説しますがデザインや耐久性、ブランドの歴史を考えるとその価値は決して無駄ではありません。
スニーカーブランドとの比較
ここではナイキとアディダス、VANSのスニーカーと金額を比較してみましょう。
素材などによって大きく異なりましたが、それぞれ代表的なスニーカーのおおよその値段を算出してみました。
モデル | 値段 |
---|---|
NIKE エア ジョーダン 1 レトロ HIGH OG | 26,950円 |
adidas スーパースター | 10,890円 |
VANS オールドスクール | 88,000円 |
こうして比較すると基本的にスニーカーは『ドクターマーチン』よりも安いですよね。この中で最も値段が高いエアジョーダン1の値段が26,950円。
定番モデルとして紹介した中で最も安い3ホールの『ドクターマーチン』の値段が2万5千円ほどなので近い価格帯ですが、スーパースターとオールドスクールに関しては約1万円です。やはり『ドクターマーチン』は高めです。
その他の海外革靴ブランドと比較するとどうか
『ドクターマーチン』はワークブーツが元なので、ルーツが近い2つのブランドの革靴を用意しました。
レッドウイングとトリッカーズです。用意したモデルはレッドウイングがベックマン、トリッカーズがストアというモデルでいずれもブランドを代表する人気モデルです。
そしてそれぞれの値段がこちらです。
モデル | 値段 |
---|---|
レッドウイング ベックマン | 61,270円 |
トリッカーズ ストウ | 132,000円 |
こうして比べると『ドクターマーチン 』の安さが光ります。レッドウイングでも倍近いですし、トリッカーズに関しては10万円を超える金額です。
以上を踏まえて、『ドクターマーチン 』は高いかどうか議論を始めましょう!
ドクターマーチンの価格は高いのか?
では、ドクターマーチンの価格は本当に高いのでしょうか? それともむしろ安いと感じるべきなのでしょうか?
スニーカーとの価格比較
一般的にスニーカーの価格は10,000円から15,000円程度が多いです。ドクターマーチンはおおよそその倍の価格になります。
このため、「ドクターマーチンは高い」という印象を持つ方が多いのも事実です。
しかし、スニーカーはトレンドに左右されることが多く、流行が過ぎ去れば簡単に古くなってしまいます。その点、『ドクターマーチン』のデザインは時代を超えて愛され続けるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが非常に良いといえます。
2万円5千円のドクターマーチンを買ったとします。2年間履いたとするとなんと1日あたり約37円です!割り算って怖いね!
ドクターマーチンが持つブランド価値
『ドクターマーチン』は、1960年代からの歴史があり、その品質やデザイン性において確固たる地位を築いてきました。
多くの著名人やファッションアイコンに支持されており、一流のアイテムといえます。特に音楽業界との結びつきが強い『ドクターマーチン 』。伝説的なバンドのメンバーやアーティストたちが愛用する姿を見れば、そのブランド価値は一目瞭然でしょう。
なぜアーティストたちがドクターマーチンを好んだのか。それはこの靴が持つ歴史が深く関係しています。
確かなクオリティの高さ
『ドクターマーチン 』のクオリティを測るのに1番簡単なのは製法に注目することです。
これは特にスニーカーの場合ですが、ソールとアッパーを熱や接着剤で圧着して固定する方法が取られています。これはソールを交換して履き続けることを想定していない作り方です。
一方『ドクターマーチン 』がどうかというと、レッドウイングやトリッカーズのようにソールの交換が容易な方法で作られています。
履き込んでソールが減った場合には交換して履き続けられるよう、最初から設計されているのです。
ソールを交換しても履けるよう最初から作られているアイテムです。クオリティの高さがお分かりいただけるでしょう。
このような理由からドクターマーチンは決して高くないと思います。次に、むしろドクターマーチンは安いと証明して見せましょう!
ドクターマーチンの価格は安いと感じる理由
なぜドクターマーチンの価格は安いと感じることができるのでしょうか?
これからお話しすることを見ていただければきっと納得いただけるはずです。
長持ちする素材と製造工程
『ドクターマーチン』の靴はブランド独自のレザーを使用しており、とにかく耐久性に優れています。
また、靴の製造工程も手間がかかっており、職人の技術が詰まっています。このため正しいケアをすれば、何年も愛用できることが可能です。スニーカーの場合には数年で履き潰してしまうことが多いですが、ドクターマーチンはその逆です。
履けば履くほど自分だけの一足に育ちます。愛おしくなっていきますよ。これはプライスレス!
投資としての価値とコストパフォーマンス
『ドクターマーチン』は一度購入すると、その後のコストが少なくて済むという点も魅力です。
例えば、定期的に靴を買い替えなければならないスニーカーとは異なり、ドクターマーチンは手入れをすれば長期間使用できます。トータルコストは逆に安くなることが多いのです。
確かに美しい状態で履くにはメンテナンスの道具が必要ですが、その道具の多くは他の革靴にも流用できます。
「ドクターマーチンをきっかけに革靴の世界を知る」という意味でもいい投資になるのではないでしょうか。
【実体験】ドクターマーチンは購入した後の満足度が高い
筆者は大学生の頃から『ドクターマーチン』を愛用し続けています。
一番最初に購入したのが1461 3ホールで、その後に8ホール、続いてmonoの3ホール・・・と今では7足の『ドクターマーチン』を所有しています。
『ドクターマーチン』は確かに購入時の値段は高いですが、購入した後のことを考えると維持費はあまりかかりません。
ドクターマーチンを購入した理由
今も昔も変わらず、入門用の革靴としておすすめされることが多いのが『ドクターマーチン』です。それまでスニーカーばかり履いていた私は、大学生になりある程度自由に使えるお金が増えたので革靴に興味を持ちました。
革靴のメンテナンスは素人でしたがそれでも安心して履ける革靴として『ドクターマーチン』を購入しました。
実際の使用感と満足度
実際に『ドクターマーチン』を購入して履いてみて、一番に思ったのは履き心地の良さでした。革靴は履き心地が悪いイメージがどうしてもありましたが、『ドクターマーチン』に関しては特にスニーカーからでも違和感なく履くことができました。
また、メンテナンスも特に不自由しなかったのを覚えています。革靴のメンテナンス道具を買うお金は確かにかかりますが、長く使える道具が多いです。ブラシはひとつ買えばずっと使えますし、消耗品の靴クリームも色さえ合っていればひとつで数年持ちます。
汚れてもすぐに綺麗にできるのもポイントで新鮮な気分で履き続けることができます。
メンテナンスをすると新品に戻ったような見た目になる
メンテナンスで綺麗になるのはスニーカーと大きな違いです。スニーカーの場合には確かにクリーナーなどを使って綺麗にすることはできますが、限界があります。そもそもスニーカーは買い替えが前提の設計です。ソールを交換することもできますが、これはあくまで例外です。
『ドクターマーチン』の場合にはメンテナンスで本当に新品のように綺麗にすることができます。こうなると不思議で余計な靴を買わなくなります。スニーカーを履き潰してどんどんはい買えていくのよりも経済的だと思います。『ドクターマーチン』のソールはなかなか減らないので、ソールの交換の頻度も少なくて済みますし、たまにスニーカーを履くと新鮮な気持ちで履けるのも面白いポイントです。
サイズ感とフィット感について
『ドクターマーチン』を購入する際には、サイズ感やフィット感が重要です。
ドクターマーチンを選ぶポイントを解説しましょう!
サイズ選びのポイント
一般的に、『ドクターマーチン』はスニーカーに比べると少し大きめの作りになっているため、普段のスニーカーよりも0.5cから1cm下げて選ぶのがおすすめです。
また、『ドクターマーチン』はハーフサイズがないなどサイズを選ぶ際の注意点がいくつかあります。公式サイトやレビューを見ながら選ぶのがおすすめです。
また、このブログでもサイズ感を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。あなたにぴったりなサイズが試着をしなくてもわかります。
自分に合ったモデルを見つけるためのアドバイス
自分に合った『ドクターマーチン』を選ぶ時には、どんなシーンで履きたいのか想像することが大切です。どんな季節に履きたいのか、どんな場面で履きたいのか、どんなファッションで履きたいのかなど考えると自ずと自分に合うモデルが見つかるはずです。
このブログでは最初の『ドクターマーチン』には“定番のドクターマーチン”をおすすめしています。自分が気に入ったものを選ぶのがもちろん一番ですが、流行に左右されずもっとも長く履けるのが定番の『ドクターマーチン』です。
モデル数が多いので、迷った時には定番のものの中から履きたいシーンを想像して買ってみるのも手です。失敗も少ないです。
ドクターマーチンのおすすめの購入方法
『ドクターマーチン 』の購入方法には大きく分けて「店舗での購入」と「ネットでの購入」があります。
どちらが良いかというと、選ぶモデルによります。たとえば1460 8ホールや1461 3ホールなどの場合にはサイズ選びが簡単で先ほど紹介した記事を読めば十分マイサイズがわかると思います。
こういったモデルは買うのが楽なネットでの購入に適していますし、安く買える並行輸入品という手もあります。
しかし、ローファータイプのドクターマーチンなど極力試着した方が良いモデルもあります。
こういったモデルはできる限り試着の上実店舗で買うか、サイズ交換について初回無料の公式サイトでの購入がいいと思います。
ドクターマーチンの値段は高い?それとも安い?長持ちな理由と購入のすすめ
今回は『ドクターマーチン 』は高いのがそれとも安いのかという変わったテーマを扱いました。
初期投資は高いですが、長い目で見たときにトータルで安く済むのが革靴です。しっかりした作りの『ドクターマーチン 』も例に漏れず長く履ける良い靴だと思います。
既に革靴が好きなみなさんはもちろん、革靴の世界に触れてみたいあなたもぜひ『ドクターマーチン』からその世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
余談ですが、筆者の1461 3ホールは大学生の頃から履き続け筆者が趣味でした家のセルフリフォームではガチのワークブーツとして酷使されました。
それでもこの輝きです。本当に良い靴だと思いますよ。
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