雨が降っていると気分も落ち込んでしまいますよね。そんな時、お気に入りの靴を履いて出かけられたら少しは心も晴れやかになるでしょう。
今回解説するのは『ドクターマーチン』の防水性についてです。『ドクターマーチン』は雨の日に出かけても大丈夫でしょうか?雨が染みてきたり滑ったりすることはないでしょうか?
今回はドクターマーチンの防水性について詳しく解説をしていきます!
ドクターマーチンは雨の日に履いても大丈夫?
『ドクターマーチン』は雨の日に履いて出かけても大丈夫でしょうか?
筆者は現在『ドクターマーチン』を7足持っています。学生時代から履いていて、雨の日も大雨の日も、雪の日にだって履いていました。
そんな筆者がドクターマーチンは“雨道に強い”と太鼓判を押しちゃいます!
今までも水溜りに足を突っ込んでしまって履き口から水が入ったことはありますが、それ以外で足が濡れたことはありません。雨が降っていたら積極的に『ドクターマーチン』を履くくらいには防水性が高いです。
しかし、ドクターマーチンは雨道を掃くことを想定して作られたわけではないんです。
ドクターマーチンのルーツから防水性について考えてみる
『ドクターマーチン』のルーツをたどると、1960年に量産された 1460 8ホールへ辿り着きます。このブーツは労働者がワークブーツとして履くことを想定して作られたものです。今でこそファッションアイテムとして定着していますが、『ドクターマーチン』はもともと労働者のためのワークブーツだったのです。
労働者が履くことを考え頑丈さや安全性を考えた作りにはなっていましたが、作られた時点で防水性を前提とした作りではなかったはずです。
堅牢で壊れにくく、安心して履けるブーツを目指した結果、ある程度の防水性を獲得していたというのが正確なところだと多います。
ワークブーツなので防水性もある程度備える
ワークブーツというのはその名の通り労働者が仕事の中で履くことを前提に作られたブーツです。
どんな用途を考えて作られたのかは『ドクターマーチン』のソール裏に書かれた文字を読み取ることで見えてきます。
油や酸、アルカリなどに対しても抵抗のあるソールを採用しているということは、そういう危険な液体があるような路面でも滑らず着用者を守っていたということです。
濡れた路面なんてへっちゃらなのです!
実際に筆者は雨道でドクターマーチンを履きまくっていました
筆者の実体験についてもお話しましょう。
筆者が初めて『ドクターマーチン』を手にしたのは大学生の頃。本格的な革靴としては初めて手に入れたのが「ドクターマーチン 3ホール」でした。
雨の日も雪の日も構わずに履いていましたが、足が濡れた記憶はありません。雨道どころか雪道でも滑って怖い思いをしたことがありません。
雨道でも安心してドクターマーチンは履けるはず!筆者が太鼓判を押します!!
ドクターマーチンが雨でも安心して履けるわけ
実体験での話だけではなく、なぜドクターマーチンが雪道に強いのかその特性や構造から考えてみましょう。
素材と製法が雨に強いポイントです!
エアクッションソールは厚く、水が染み込まない
『ドクターマーチン』のソールはエアクッションソールと呼ばれる空気入りのものが採用されています。
ソールの厚みはかかとの部分だと約3cmもあります。足と地面の距離を物理的に離すことになるので、雨道でも安心して履けるわけです。
いろいろな状態でも滑りにくいのはお話した通りです!
アッパーのレザーは防水性が高く雨に強い
『ドクターマーチン』のアッパーに使われていることが多いのが「スムースレザー」という素材です。この素材は ガラスレザーに近い素材です。「ガラスレザー」というのは 革の表面に厚い コーティングを施した革のこと。
つまり水などが染み込みにくい素材になっています。
他のデリケートな革素材と比べると 雨染みなどにもなりにくく非常に防水性に優れた素材ということができるでしょう。
実際に私の『ドクターマーチン』も長年履き続けていますが雨染みなどの経験はありません。 特にブラックの『ドクターマーチン』を選べば 雨染みの心配はほぼないといっていいでしょう。
ドクターマーチンの製法は水が染み込みにくい
『ドクターマーチン』の製法にも防水性が高い理由があります。普通の革靴は製法にもよりますが足裏のソールに縫い目が出ることがあります。しかし、『ドクターマーチン』は エアクッションソールが接着されているので足裏に縫い目が出ず 雨などが染みてくることがありません。
ドクターマーチンの製法はソールの交換をすることも可能です。長く履くことができるのに防水性も高い優れた靴なんです!
ドクターマーチンのソールは濡れた道でも滑りにくい
『ドクターマーチン』のソールはグリップ力が高く、濡れた路面でも滑りにくいです。
もともとは本格的なワークブーツなので油や薬品などが乗った地面でも滑りにくくいつくりです。これが影響しているのでしょう。ソールの凹凸がしっかりと地面をグリップしてくれるので、つるつるしたコンビニなどの床でも滑りそうになった経験はありません。
逆にレッドウィングなどのブーツの一部はソールの裏に凹凸がなく非常に滑りやすい印象です。
圧雪されたて凍った雪の上に水が乗っているような最悪のコンディションでも十分なグリップ力を発揮し歩くことができました。
雨道に履くならこんなドクターマーチンを選ぼう
『ドクターマーチン』の防水性や滑りにくさについて話してきました。ここでは雨道で履くのにおすすめな『ドクターマーチン』の特徴についてお話ししていきます。
雨の日に履くなら、こんなドクターマーチンがおすすめです!
ブーツタイプのドクターマーチンが雨に最も強い
雨道に最も強い『ドクターマーチン』は8ホールなどブーツタイプの『ドクターマーチン』でしょう。ソールの滑りにくさはエアクッションソールを搭載したモデルならどれも同等ですが、履き口からの水の入りにくさが違います。
シューズタイプではくるぶしの下に履き口が来るので巻き上げられた水などが入ってしまうことがありますが、ブーツタイプであればまず水が侵入してくることはありません。
ザーザー降りの雨なら絶対にブーツタイプのドクターマーチンがおすすめです。
スムースレザーを使ったドクターマーチンがおすすめ
アッパーに使われているレザー素材が「ムースレザー」のものがおすすめです。
スムースレザーは防水性に優れ雨染みにもなりなりにくいからです
「スムースレザー」が使われているものなら 3ホールなどのシューズタイプのものでも十分雨道で履くことができると思います。
むしろ梅雨など湿気が多い時期はブーツタイプだと蒸れて不快になってしまうこともあります。そんな時にシューズタイプの『ドクターマーチン』だと湿度が高い季節でも蒸れにくいので快適に履くことができるはずです。
MIEモデル(イングランドモデル)は雨道にはあまりおすすめしない
『ドクターマーチン』の中には 高級ライン「MIEモデル」があります。 「MIEモデル」とは イギリスで作られた特別な『ドクターマーチン』のこと。イングランドモデルとも呼ばれます。
職人の手で作られ、素材についても通常ラインよりも良いものが使用されています。 しかし雨道で履くことを考えると「MIEモデル」よりも通常ラインのものの方が優れていると言わざるを得ません。
イングランドモデルで使われているレザーの多くは“茶芯”と呼ばれるレザーです。革の表面が黒で染色されており経年変化で下地の茶色が出てくる面白い素材ですが、水に濡れることでのシミや銀浮きなどのトラブルのリスクがあります。どんなレザーでも水に濡れるリスクはありますが、「スムースレザー」よりもそのリスクは高いといわざるをえません。
雨道でもガンガン履きたいなら普通のドクターマーチンが最強です!
雨道で履くなら自分の足に合ったサイズを選ぼう
いくら『ドクターマーチン』が濡れた路面に強かったとしても、靴のサイズが自分の足の大きさに合っていなければ意味がありません。
それだけではなく、サイズが合っていない『ドクターマーチン』を履くことで靴擦れや転倒などのリスクも上がります。
このブログでは自分の足にあった『ドクターマーチン』をどうやって選ぶのか解説している記事もあります。雨道で履く時には特にサイズ感は重要なので、是非この記事も参考にしてマイサイズの『ドクターマーチン』を購入するように心がけてみてくださいね。
ドクターマーチンが初めてでも、上の記事を読めばサイズ感がばっちりわかっちゃいます!
雨道でも安心して履けるドクターマーチンをどうやって手にいれる?
『ドクターマーチン』の購入方法についても紹介しておきましょう。
『 ドクターマーチン』は本格的な革靴の中ではリーズナブルな価格なので、入門用の革靴を探している人にもおすすめされやすいブランドです。
正規店で購入する方法が最も楽ではありますが、それ以外にも『ドクターマーチン』をお得に購入する方法があるで紹介しておきます。
3つあるドクターマーチンの購入方法
『ドクターマーチン』を購入する方法は下に挙げた3つです。
それぞれの購入方法のメリットやデメリットについては上の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
新品の『ドクターマーチン』を店舗で購入すれば実際に試着ができるのでサイズを選ぶことは簡単です。また「ドクターマーチン公式オンラインサイト」からの購入もサイズ交換を無料で受け付けてくれたりと非常に優れたサービスを提供してくれています。
一方、並行輸入品は『ドクターマーチン』をとても安く手に入れられる方法ではありますが、偽物のリスクもあります。信頼できるショップを見つけることでこのリスクはほぼ気にせず『ドクターマーチン』を購入することができます。
ただし 中古の「ドクターマーチン」に関して筆者はおすすめしません。
新品のドクターマーチンを選ぶのがおすすめ
中古の『ドクターマーチン』を購入する場合、フリマサイトやオークションサイトなどで購入するのが一般的かと思います。
しかし、こういったサイトは偽物の『ドクターマーチン』が販売されていることが多く大きなリスクがあります。
『ドクターマーチン』は一度購入すればとても長く履くことができる靴です。中古品を購入したとしても新品を購入したとしても、履ける期間のことを考えるとそこまで金額に大きな差はないのではないかと思います。
ブランド靴の中には確かに中古品を購入した方が圧倒的に得なものも多くありますが、『ドクターマーチン』に関しては中古品と新品の値段もそこまで開きがありません。
新品を購入して手入れをしながらしっかり長く履いていくことが一番だと考えています。
並行輸入品の偽物を避ける方法について
詳しくは上の記事などで解説していますが、「ドクターマーチン」の偽物を避ける簡単な方法があるので紹介しておきます。
その方法とは、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などの大手通販サイトで購入することです。 実はとある理由で大手の通販サイトでは偽物の『ドクターマーチン』を販売するメリットが無くなっているのです。
上の記事では本物のドクターマーチンを安く購入でき、信頼できるショップの情報も紹介しています!
『ドクターマーチン』の偽物を写真などで判断するのは非常に難しいですが、購入するショップを気にするだけで確実に本物の『ドクターマーチン』を手に入れることができるのです。
まとめ:ドクターマーチンは雨の日にも履ける?滑りやすさ・防水性を徹底解説
今回は『ドクターマーチン』が雨の日にも履けるのかどうか解説をしてきました。
実際に筆者の経験からいってもドクターマーチンは防水性に優れ 雨道でも滑ることがない 優秀な靴だと思います。
一足あると色々なコーディネートに合わせて楽しむことができるブランドなので、ぜひお気に入りの『ドクターマーチン』を見つけてみてはいかがでしょうか。
このブログでは『ドクターマーチン』に関する様々な情報を発信しています。『ドクターマーチン』を購入する時の色々な手がかりになるかと思うので、是非とも他の記事についても読んでみていただけたら嬉しいです。
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