『ドクターマーチン』をキレイに長く履くにはどうすればいいでしょう?
革靴はメンテナンスさえしっかりとしていれば美しい状態で長く愛用することができます。それはドクターマーチンも同じ。
この記事では『ドクターマーチン』を長持ちさせるためのメンテナンス方法を具体的に解説していきます。
たった1分で圧倒的に寿命が変わる夢のようなメンテナンス方法も。ドクターマーチンを長く愛用したいあなた!注目です。
今回紹介している記事以外にも様々な『ドクターマーチン』のメンテナンス方法を紹介しています。上の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
ドクターマーチンは長く履けるワークブーツとして作られている
『ドクターマーチン』は頑丈に作られています。『ドクターマーチン』のルーツはイギリスのワークブーツであり、実際に労働者・警察・郵便局などで採用されていた過去があります。
具体的なメンテナンス方法に触れる前に、ここでは少しだけ『ドクターマーチン』のルーツに触れて『ドクターマーチン』が長持ちする根幹に触れておきたいと思います。
ドクターマーチンの歴史
『ドクターマーチン』は1960年にイギリスで誕生しました。さらに遡るとそのルーツはドイツ人医師「クラウス・マルテンス」が設計した医療用の靴です。
当時画期的だった空気の入ったエアクッションソールと高い耐久性で、瞬く間に多くの労働者に愛されました。現在ではファッションアイコンになっているドクターマーチンですが、当初は労働者向けのワークブーツとして発売されており、実は現在まで構造はほとんど変わっていないのです。
代表的なモデルの多くが発売時からそのままの形で販売され続けています。
ドクターマーチンの代表的なモデル
『ドクターマーチン』には、さまざまなモデルがありますが、特に有名なのは「1460 8ホール」「1461 3ホール」「2976 チェルシーブーツ」です。
「1460 8ホール」に関しては1960年に『ドクターマーチン』が初めて量産したブーツです。「1461 3ホール」も翌年の1961年に販売が開始されており、「2976 チェルシーブーツ」も非常に長い歴史を持っています。
無論、ワークブーツとして足に優しく頑丈に作られているモデルなのでどれも長持ちするわけなのです。
特別にドクターマーチンが長持ちする理由もお教えしましょう。
ドクターマーチンが長持ちする秘密
『ドクターマーチン』が長持ちする理由はその製法と素材です。
『ドクターマーチン』のアッパーは多くのモデルが「スムースレザー」というレザーを採用しています。このレザーは本革で、特殊な加工が施されており他のレザーに比べて頑丈で光沢が長持ちする特性があります。
また、厚いソールは摩耗性に優れておりなかなかすり減ることがありません。仮にすり減ったとしても「グッドイヤーウェルト製法」という方法で製造されているためソールを交換して長く履き続けることができるのです。
では、ここからは具体的な長持ちさせるメンテナンス方法を解説していきましょう。
帰宅後1分でできる最も大切なケアとは?
『ドクターマーチン』を長持ちさせる最も大切なケアとはズバリ「ブラッシング」です。
ブラッシングは靴ブラシを使って靴表面についたホコリや汚れを落とすことを指します。靴表面の汚れを落とすことは靴の寿命にもかかわる大切なことなのです。
これを防ぐために、家に帰ったらまずはブラッシングをするようにしましょう。おすすめは持ち手の付いた靴ブラシです。このブラシを使うと玄関で『ドクターマーチン』を履いたままブラッシングができてしまいます。
1分とかからずにドクターマーチンのブラッシングが完了します。
ドクターマーチン定期的なクリーニングも重要
『ドクターマーチン』を長持ちさせるためには、定期的なクリーニングも不可欠です。
先ほどのブラッシングでも落とせる汚れには限界があります。『ドクターマーチン』に使われているレザーはとても丈夫で普通の革靴よりもメンテナンス頻度は少なくて済みますが、それでも3ヵ月に一度くらいはクリーニングを行いましょう。
クリーニングに必要な道具
クリーニングに必要な道具は上記の3つ。余裕があるようであれば「シューツリー」もあると作業効率が上がります。
具体的なクリーニングの手順
慣れれば10分もあればクリーニングは完了します。『ドクターマーチン』がリフレッシュし美しい状態に戻ります。
靴用のクリームは一定期間経ったら落とすことが必要です。一見キレイに見えても定期的にクリーニングを行いましょう。
クリーニングと靴磨きはセットで行うのが基本
『ドクターマーチン』のクリーニングが終わったら、できれば靴磨きも行いましょう。
靴磨きとは靴に必要な栄養を補給し光沢を出して美しく仕上げる工程を指します。クリーニングを行った革靴は汚れと一緒に余分な栄養も取り去った状態です。
クリーニングは“洗顔”。靴磨きは“スキンケアとメイク”みたいなものです。
靴磨きに必要な道具
靴磨きに必要な道具は上の通り。『ドクターマーチン』を長くキレイに履くならどれも必要な道具です。
他の革靴にもそのまま使えるので揃えておきましょう。
具体的な靴磨きの手順
クリーニングに比べると靴磨きは時間がかかります。しかし、だんだんと『ドクターマーチン』の光沢が戻っていくのを見るのは非常に面白いです。
スニーカーと違って、メンテナンス次第でいつまでもキレイに履けるのが革靴の面白いところ。ぜひ、靴磨きもマスターしてくださいね。
正しい保管でドクターマーチンの寿命が伸びる
ドクターマーチンを長持ちさせるためには、正しい保管も重要です。正しい保管方法ですが、ちょっとしたポイントを押さえるだけでOK。そんなに難しいことはありません。
通気性の良い日陰に保管する
『ドクターマーチン』を保管する際に気をつけるべきポイントは基本的には下記の2つのみ。
通気性が悪い場所に保管するとカビなどの原因になることも。もし下駄箱にしまう場合には、しばらく置いて靴から汗などの水分が乾いてからにしましょう。
直射日光は変色などの原因になります。できるだけ直射日光は避けて保管しましょう。
シーズンオフの保管テクニック
ブーツタイプの『ドクターマーチン』の場合、夏場は履かずに靴箱にしまいっぱなしという方も多いのではないでしょうか。ジメジメとした季節の場合、これはカビが繁殖する絶好の機会になってしまいます。
長期間保管する場合には上のポイントに気をつけましょう。
先述の正しい保管方法に加えて、長期保管の間に『ドクターマーチン』の栄養がなくならないようにすればOKです。
しばらく履かないからといって靴クリームなどを多く塗るのはNG。栄養過多もカビなどの原因になります。靴クリームはほどほどが大切。
【まとめ】ドクターマーチンが長持ちするメンテナンス方法とは?カンタン1分ケアで寿命UP
今回は『ドクターマーチン』を長持ちさせる方法について、メンテナンス方法を中心に解説してきました。
“チリも積もれば山となる”ということわざがありますが、最も大切なのは実は履いた後のブラッシングだったりします。ホコリに栄養が奪われるのを防ぐということは、栄養を入れるために靴磨きをする頻度を減らせるということです。
履いた後のブラッシング、そしてクリーニングと靴磨きでドクターマーチンは長くキレイに履くことができます。また、保管場所の風通しや直射日光が当たらないかの確認もしてみてくださいね。
皆さんの愛するドクターマーチンが少しでも長持ちするよう、このブログでは情報を発信していきます。
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